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学ランと心中

ホモをご飯にかけて食べると美味い。

腐女子が「群青にサイレン」を読みました

漫画

こんばんは~。有給をソーシャルゲームのイベントに使うタイプのゆるふわ愛され系OLです。今回は桃栗みかん先生の「群青にサイレン1巻」の感想を書きます。

 

 

 

群青にサイレン 1 (マーガレットコミックス)

群青にサイレン 1 (マーガレットコミックス)

 

  

 少年時代ドキドキしながら読んだ方も多いであろう「いちご100%」や「りりむキッス」の作者河下水希先生の別名義作品です。わたしは西野つかさちゃんのファンだったんですけど「真中と付き合って幸せになってほしい!」じゃなくて「優柔不断な真中には西野つかさちゃんは任せられない」とハーレム漫画の主人公に対して始終イラついている西野過激派でした。

 かわいい女の子とやや残念なイケメンに定評のある河下先生ですが、この「群青にサイレン」は桃栗みかん名義で女性誌『YOU』で連載されています。女性誌連載ですが今のところ恋愛要素は一切ない稀有な作品になっております。胸キュンはしないけど心臓をギュンと鷲掴みされ痛みを覚える場面がしばしば。

 青春スポーツ漫画として読んでも面白いし、腐女子目線で見ても色んな意味でかなり楽しめたので群青にサイレンのおすすめポイントを紹介します。

 

 

 

 

 

●群青にサイレンのココがやばい① 主人公がやばい

  表紙の男の子、吉沢修二くんが主人公なんですけど、スポーツ漫画の主人公とは思えないほどメンタルが弱くて思考が爽やかでない男の子です。

 群青にサイレンのあらすじを簡単にまとめると、

 小学生の頃修二がイトコの空に野球を教えると、空が修二よりも上手くなっちゃってそのままピッチャーの座も奪われてプライドズタズタにされて修二は野球をやめる→中学になる前に空は海外へ引っ越し。修二は空がいなくなった中学時代も野球をせず→野球部に入るつもりなんてサラサラなかったけど高校で空と再会し、自分(身長178cm)と空(身長157cm)の体格差を見て「今なら空に勝てるかも!」と思い野球部に入部。

  って感じなんですけど、ライバルに能力差では敵わないから体格差(パワーの差)でゴリ押し勝ちしちゃお~!みたいなスポーツ漫画の主人公、新し過ぎるでしょ。

 これが少年漫画で連載されているような普通のスポーツ漫画なら、空に勝つことだけを考えて空が引っ越ししてからもずっと血のにじむような努力をして野球を頑張ってきて、高校になって運命的な再会を果たしてふたりは再びライバル同士に…とかそういう展開になるじゃないですか。何なんだこの主人公。身長差があるから今なら空に勝てるかもしれない、と思った修二が野球部に入ることを空に伝えるシーンの修二の顔は主人公というよりも悪役でした。

 でも彼はダメダメな主人公というよりは人間くさい主人公です。こういった出来の良い兄弟や友人と自分を比較して劣等感を抱えて生きてきたタイプの読者は少なくなくて、きっと修二の気持ちに共感できるんじゃないかなと思います。スポーツだけじゃなく、勉強や器量の面でも。

 

 

 

 

●群青にサイレンのココがやばい② 空の可愛さがやばい

 えっ?野球漫画ならあねどきっ!や初恋限定みたいな可愛い女の子もほとんど出てこないんでしょ…可愛い女の子が出てこない河下水希先生の作品なんて読んでも切なくなるだけじゃん……って??ご安心ください、群青にサイレンには野球部のニューフェイスアイドル吉沢空くんがおります。先述した主人公のイトコでありライバルの空くん、男の子だけど本当にかわいい。

 初めて空を見たときの気持ち、いちご100%で初めて西野つかさちゃんを見たときの「平凡な女が1億人束になってかかっても絶対に敵わない。西野つかさはそういう女だ」という感情にとてもよく似ている。あまりにも可愛すぎて「少女漫画だし、実は空が女だったという展開もあるのでは…?中性的な名前だしお風呂ドッキリで性別がバレちゃうパターンなのでは…??」と疑りながら読んだし未だに完全に疑いが晴れていない。まあそれくらい可愛いのでストーリーに興味はなくても彼を見るためだけにこの漫画を読む価値はあります。なおこのブログがきっかけで男性がこの漫画を読んで空くんに目覚めてしまっても当方は一切責任を取れませんので予めご了承ください。

 

 

 

 

●群青にサイレンのココがやばい③ まさかの展開が気になってやばい

 1巻のラストを読んで「そ、そうきたかーっ!」と唸ってしまいました。これがpixivの投稿作品だったら確実に【衝撃のラスト】【スクロールバー仕事しろ】【続きを全裸待機】みたいなタグが付いてますよ。もう一度読み返してみたらわかったけど、試合中ちょいちょい監督の意味深なカット入れてきたのはこのラストの伏線だったのか。修二と空、これからどうなってしまうんや…無精ヒゲのワイルド監督はどういう意図でこんなことを……2巻…2巻はいつ発売されるんや………。

 

 

 

 

 

 

※以下完全に腐ったどうしようもねえ感想になります。

 

 

 

 

 

 

 

●群青にサイレンのココがやおい① 秀才と天才の関係性がやおい

 秀才と天才の組み合わせはBL界では王道ですし絵本界のぐりとぐらくらい切っても切り離せない関係にありますよね。どんなに努力しても秀才は天才には敵わない。

 少年時代努力しててそこそこ野球の能力があった修二と後から始めたのに修二よりも野球が上手くなった空もまさに秀才と天才の関係だと思うんですけど、空がトラックに轢かれそうになったときに無意識で助けたり、外で修二のことを待つ空に自分の上着を貸してあげたり、何もかも自分より上で自分から色んなものを奪った空のことがしぬほど憎いはずなのに心の底からは空のことを憎みきれていない修二の甘さや、空に対する憧れが伝わってくるところがすごく好きです。

 逆に空が修二のことを慕っているのも良い。修二と野球をするために日本に帰ってきたってなんだよ…顔を赤らめて「ずっと会いたかった」って何なんだよ……こんなん修二じゃなくても恋しちゃうでしょ……。ライバルとか執着とか片方は好意があるけど片方は嫌悪しているとかそういう言葉に弱い腐女子キルフェボンのタルトよりもおいしく頂けること間違いなしです。

 

 

 

 

●群青にサイレンのココがやおい② 個性豊かな野球部員がやおい

 群青にサイレンの魅力は修二と空だけじゃありません。まだ1巻なので少ししか出てきませんが、彼らが入部した玄石高校の弱小野球部の先輩同級生諸々も個性的で濃いキャラクターが多いです。

 特に修二の友達の角ヶ谷くん、暗そうだけど妙に色っぽくて良い。真ん中分け、黒髪、メガネってお色気役満でしょ。角ヶ谷くんは突然かわいい元カノ(空)が恋人(修二)の前に現れたけど落ち着いていて余裕のある大人な彼女臭を漂わせ過ぎているので少し自重した方がいいと思う。いやうそやっぱり自重しないで。彼もまた野球のことで大きな闇を抱えてそうだけど、過去に何があったんだろう。

 あとは攻めの香りがするうさんくさそうな美形の鈴木先輩とド受けの香りがするわがままボディのキャプテンが気になるよママ~~~~~っ!!

 

 

 

 

●群青にサイレンのココがやおい③ ド直球なタイトルがやおい

 これは完全に憶測で的外れなこと言ってたらとても恥ずかしいんですけど群青にサイレンの「群青」が空のことを指しているとしたら、群青にサイレンっていうのは「空のことを考えるたびに修二の心の中で大きな音が鳴ってしまう」みたいな感じですよね?ライバル心からとはいえここまで空のことをめちゃくちゃ意識しまくってるタイトルを付けられると腐女子としてはもう「感謝」以外の言葉が出てきませんね。ありがとうございます。本当にありがとうございます。群青にサイレン、これからもお世話になります。